トップメッセージ

写真 藤崎文男

人と創造力をつなぐ

変化に適応するグループ経営基盤の強化「絶え間なき進化」

株主の皆様におかれましては、平素より当社事業に対し格別のご支援とご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。昨年1月に発生した『令和6年能登半島地震』の復旧が進む中で、9月には豪雨による被害も発生いたしました。被災された皆様に謹んでお見舞い申しあげますとともに被災地の一日も早い復旧ならびに復興を心よりお祈り申しあげます。

当社は、2022年にパーパス「人と創造力をつなぐ。」を制定、「2030年ビジョン」を策定し、2022-2024中期経営計画(以下2022-2024中計)を進めてまいりました。2022-2024中計は、「2030年ビジョン」実現に向けた最初のフェーズでありました。「2030年に向けた基盤構築」と位置づけ、掲げた「5つの基本戦略」のもとに立案した実行計画については、概ね達成することができました。

2024年の経営指標である連結売上高1,180億円に対しては、1,261億円となり、目標は達成いたしましたが、材料費の高騰など市場環境が想定以上に変化したことに加え、将来に向けた人的投資、基盤整備を拡大させたことにより、労務費や外注委託費などの費用も増加し、営業利益率は、目標を下回る結果となりました。事業環境が激しく変化する中、現状の情報収集・分析能力では、効果的な施策を打ち出すまで時間を要する等、経営基盤の新たな課題も認識いたしました。

さて、本年は、2025-2027中期経営計画(以下2025-2027中計)のスタートとなります。2025-2027中計は、「2030年ビジョン」実現に向けて、「変化に適応するグループ経営基盤の強化」を進めるフェーズと定め、「絶え間なき進化」を遂げてまいります。

主力事業である筆記具事業は、グローバルマーケットでの伸長が最優先で注力する経営課題であります。「書く」価値や「書く」を支える「魅力的な」道具と機会を世界中の人々に届けることで、利益率の維持・改善を進めてまいります。

また、新たな事業を創出するために非筆記具事業の体制を強化いたします。当社がこれまで提供してきた「書く」という価値を超え、未来創造の種や新しい価値を生み出してまいります。

グループ経営基盤の強化に対しては、全体最適視点での業務改革の推進、グループ経営体制強化・人財育成 の推進、筆記具事業のグローバルサプライチェーン改革等、グループ視点で、特に注力する課題に優先順位をつけ取り組みを進めてまいります。株主の皆様におかれましては今後とも末永く、ご支援ならびにご指導賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

2025年3月
株式会社パイロットコーポレーション
代表取締役社長 藤﨑 文男