
「人と創造力をつなぐ。」
変化に適応するグループ経営基盤の強化「 絶え間なき進化」
株主の皆様におかれましては、平素より当社グループの事業活動に対し、格別のご支援とご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当期における事業環境は、世界経済の先行き不透明感が続く中、地域や市場ごとに状況の振れ幅が大きく、事業運営において柔軟な対応が求められる一年となりました。
このような環境のもと、当社グループは、2025-2027中期経営計画(以下、「本中計」)の初年度として、「変化に適応するグループ経営基盤の強化」をテーマに掲げ、各施策に取り組んでまいりました。
その結果、当期の売上高につきましては、各地域におけるインフレの進行による需要の減退や景気低迷、一部地域での在庫水準の上昇など、市場環境が大きく変化する中で、こうした動きを十分に捉えきれず、期初の想定を下回ることとなりました。また、この売上の未達の影響等により、営業利益率及びROEにつきましても、計画を下回る結果となりました。
本中計の初年度として掲げた目標に対し、十分な成果を上げることができなかったことを、経営として真摯に受け止めております。一方で、この結果を通じて、市場や顧客の変化をより早期に捉え、事業運営や意思決定に反映させていくための経営基盤の重要性が、改めて明確になりました。
当社グループは、こうした課題認識のもと、引き続き主力の筆記具事業におけるグローバルでの成長に注力するとともに、将来の成長を支える新たな事業の創出にも取り組んでまいります。加えて、全体最適の視点による業務改革、グループ経営体制の強化、人財育成、グローバルサプライチェーン改革等、経営基盤の強化を着実に進めてまいります。
パーパス「人と創造力をつなぐ。」のもと、本中計で掲げた施策を一つひとつ着実に実行し、中長期的な企業価値の向上を通じて、株主の皆様のご期待にお応えできるよう、グループ一丸となって取り組んでまいります。
株主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2026年3月
株式会社パイロットコーポレーション
代表取締役社長 藤﨑 文男